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メールマガジン(実践的プレゼンの『コツ』講座 No.035号)

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    実践的!!プレゼンテーションの『コツ』講座 No.035号     
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 −プレゼンテーションとパワーポイントのコツを学べるメールマガジン− 
                                   
                          購読者数4143名  
                                   
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今やビジネスマンにとって必要不可欠となった「プレゼンテーション」を成功
させるためには、多くの『コツ』があります。
 1.どのようにプレゼン資料を準備するのか?
 2.パワーポイント(PowerPoint)でどのように作成するのか?
 3.発表方法は?
筆者が10年の経験から学んだ、より実践的で、より最適なプレゼンテーション
方法を伝えるメールマガジンです。
なお、本メルマガの内容は、以下のサイトで書ききれない、より詳細なスキル
をお伝えするものです。全体像は以下のサイトをご覧下さい。
http://www.nakeru-p.com/

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■訂正のお知らせ■
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前号(No. 34)で、プレゼンのタイトル箇所のフォントは、市販フォントが最適
と記載しました。しかし、MS-Officeに付属する「HGP創英角ゴシックUB」にボ
ールド(太字)+フォントサイズを大きくすれば、コントラストを保つことがで
きます。実際、私もプレゼン資料のタイトル箇所は「HGP創英角ゴシックUB」
を使用しており、ここに訂正させていただきます。

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■1.プレゼン資料準備の『コツ』 ・・・楽天のプレゼンから学ぶ
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<前回のまとめ>
「フォントを使う時の基本は、漢字・かな=MS Pゴシック・全角、カナ=MS P
ゴシック・全角、英字=MS Pゴシック・半角・小文字、数字=MS Pゴシック
全角(タイトル等)・半角(金額、年号等)、タイトル箇所=市販フォント※」
という内容でした。
※注意:上記の通り「HGP創英角ゴシックUB+ボールド」でも可です。

●「今頃?」といわれそうですが、先日、はじめて六本木ヒルズに行きました。
首都高でヒルズの前を通ったことは何度もあったのですが、中に入るのは初め
てです。かなり緊張して、右手と右足が同時に出るような感じでしたが、受付
の女性達に気付かれないように努めて平静を装いました。
今、思うと、アホですねぇ〜 (^^;)

●何のために行ったのか?というと2つの目的がありました。
1.楽天が実施している「楽天ビジネス」の説明を聞くため
2.楽天のプレゼンテーションを見るため
です。現在、日本で”IT企業”といえは、「ライブドア、楽天、ソフトバンク」
がマスコミを賑わせています。この3社ならプレゼンも優れているに違いない
と常々思っていました。

●そこでたまたま「楽天ビジネス」を聞く必要に迫られたため、楽天を訪問し、
同時にIT企業代表の”プレゼンテーション”を見た、という訳です。そこで、
今回は、楽天のプレゼンから学んだことと改善すべき点を説明します。
本当は、同じプレゼンを皆さんと見た後に、説明した方が分かりやすいと思い
ますが、それは難しいので、できるだけイメージが湧くように書きます。

●プレゼンの概要は、以下の通りです。
・内  容:楽天ビジネスの概要説明(http://business.rakuten.co.jp/)
・参 加 者:40名ほど
・時  間:概要説明50分、質疑応答10分
・会  場:楽天の会議室(縦10m×横20mぐらい)
・スライド:30ページほど
日常、よく行われている小規模なプレゼンですね。プレゼンターと聞き手の距
離も近くて学校の授業を受けるほどの大きさです。

●楽天担当者のプレゼンは、それなりにツボを押さえていました。例えば、
1.資料について
・図形表現が多い(=文字が少ない)
・短文で表現(箇条書きが多い)
・アニメーションが少ない
テンプレートはシンプル
2.デリバリについて
・声に張りがある
・論理的で分かりやすい
・必要な箇所は、すべて指差し
などです。これらは改めに説明する必要もないと思いますので、割愛しますが
いずれも参考になるポイントです。

●ただ、どうしても気になる点が1つだけありました。それは、担当者の方が
聞き手をうまく巻き込めていない点です。少し感覚的で申し訳ないのですが、
・自分の話したいことを一方的に話した
・聞き手を意識しながらも壁がある
という感じなのです。

●発表の時間があまりなく、数多くのことを一通り説明しなければならなかっ
たのかも知れません。真相は、良く分かりませんが、結果的に私が聞き手の立
場として、空気になじめなかったという印象をもちました。

●プレゼンで自分の伝えたいことを伝える、というのは、最低限クリアすべき
点なのですが、さらに次のステップとしては、聞き手を巻き込みながら進めて
行くほうがベストです。なぜなら、プレゼンテーションとはコミュニケーショ
ンの一種だからです。

●ステップで整理すると以下になります。
・ステップ1:自分の伝えたいことを伝える
・ステップ2:自分の伝えたいことを聞き手に理解してもらう
・ステップ3:聞き手がプレゼンの結果を受け、何らかの行動を起こす
楽天の担当者の場合、「ステップ1」はクリアしていました。しかし、「ステ
ップ2」がうまくクリアできていなかった、ということです。

●話が少しズレますが、こういう気持ちは、プロ野球を見ていて同じように感
じることがあります。
・ステップ1:ひたすら野球をしている
・ステップ2:野球をしながらも観客を意識したパフォーマンスがある
・ステップ3:そのプレーを見た観客が応援する、グッズなどを買う
などです。

●少し前の話ですが、西武ライオンズが非常に強かった時代、「野球がつまな
らい」と言われた時期がありました。この原因は、この観客をうまく巻き込め
ていないというところにあると私は思っています。逆に日本ハムの新庄という
選手は、プレーだけでなく、観客を意識したパフォーマンスを行い、観客をう
まく巻き込んでいます。

●話を戻して、プレゼンでも同じように聞き手を巻き込む必要があります。
ではプレゼンでどうやって聞き手を巻き込むのか?という点ですが以下の3つ
が有効です。
1.「つかみ」でつかむ
2.質問する
3.目線に気をつける

●1.「つかみ」でつかむ
「つかみ」と言うのは、プレゼンを開始して、簡単な挨拶の時に何か身近な話
題などで聞き手を引きつけることです。楽天の担当者の場合、「つかみ」はあ
りませんでした。「つかみ」の技術は、なかなか難しいので、また、別の機会
に掘り下げます。

●2.質問する
これもよくある手法で、聞き手を巻き込むには有効ですね。「この中に〜の人
いますか?」と挙手させたりするアレです。挙手させることで聞き手に参加意
識を持たせることができます。

●3.目線に気をつける
プレゼンターは、プレゼンをする時、どこを見るのか?というのも重要です。
スライドだけを見ながら話をしたり、目の前にいる人だけを見たりするのでは
なく、広く会場全体を見ながら話をすることです。

●以上です。もう一度、整理すると、楽天の担当者のプレゼンから学んだ点と
して、「プレゼンで自分の伝えたいことを伝えることだけに集中するのではな
く、聞き手を巻き込みながら進めた方が良い」そのためには「つかみ、質問、
目線」に気をつけましょう、ということです。

●なぜなら、プレゼンテーションとは、
”コミュニケーションの一つの手段だから”
です。こうやって整理すると、プレゼンターには、単に発表者という役割の他
に「率先して人を楽しませる」という役割があるということをご理解いただけ
ればと思います。

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■2.パワーポイント修得の『コツ』 ・・・・画面切り替え時の設定
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<前回のまとめ>
「フォントのインストールは、コントロールパネルから行ってください。」と
説明させていただきました。

注意:ここでの操作は、MS-OfficeXPを基本として記載しています。

●私は、基本的にアニメーション設定は必要最小限にとどめていますが「画面
切り替え時の設定」はよく使います。「画面の切り替え時の設定」とは、スラ
イドが切り替わる時にフェードインしたりするアレです。今回は、この「画面
の切り替え時の設定」について説明します。

●設定方法は以下の通りです。
・パワーポイントを開き、画面左の「スライド」タブを選択します。
・「スライド」タブの中から設定する対象のスライドを選択します。
(選択すると、スライドがグレーの線で太くなります)
・次に「表示」→「ツールバー」→「作業ウィンドウ」を開きます。
・画面右に表示される「作業ウィンドウ」の中から▼を押し「画面切り替え」
を表示します。
・一覧で表示される画面切り替え時の動作の中から適当に好みのものを選択
します。例えば、ブラインドウ(横)など
・一覧の下に表示される「速度:」の中から「遅く」「普通」「速い」のい
ずれかを選択します。
・作業ウィンドウの下の「再生」を押して動作確認します。

●これでOKです。きっと少しセンスアップしたプレゼンができるのではないで
しょうか?ただし、注意点としては、1スライド毎に切り替え設定を変えるの
は好ましくありません。聞き手がそちらの方に注意力をもってしまいますし、
なにしろ『反復』に違反します。
⇒『反復』の詳細は、メルマガNo.32を参照ください。

●そのため、「作業ウィンドウ」→「すべてのスライドに適用」を選択し、全
てのスライドで同じ切り替えにすることをお薦めします。その方がずっとセン
スが良いです。

●ちなみに、私が好んで使うのは、「フェードアウト(黒いスクリーンから)→
普通」です。

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■3.お薦めのメルマガ
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ナケルコメント:
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ダラな私には、耳が痛い話ばかりです。(^^;)
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■4.読者さんの本棚へ推薦してください。
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自分のお気に入りのメルマガを3誌厳選して投稿するのですが、どなたか、
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ますますやる気がでてきますので。よろしくお願いします。

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■6.編集後記
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先日、雑誌:ビッグトゥモロウ(青春出版社)の取材を受けました。
カメラマンと2人の記者から質問攻めにあいました。なので、熱く語っておき
ました。
ホームページやメールマガジンを発行していなかったら一生会わなかった人達
だと思います。(^^;)

いやー、やっててよかったです。

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□e-Mail:info@nakeru-p.com
□URL :http://www.nakeru-p.com

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