その3:(それを)どうやって発表するのか?
3つ目は、これまでの2つと違ったスキルが必要です。「その1」と「その2」は、どのように紙に表現するのか? といったスキルが必要でした。しかし、3つ目は、聞き手に向けてプレゼン資料を皆に発表するスキルです。 これは、喩えるなら、脚本家と俳優との違いのようなものです。良い脚本家が良い芝居をするとは限りませんからね。 この3つ目のスキルには7つのポイントがあります。 (1)気持ちを伝える(2)はっきりと、落ち着き、堂々と話をする (3)人間らしらを入れる (4)前を向いて話す (5)テンポ良く、明るく話をする (6)身振り手振りを交える (7)メリハリをつける ここでも一番重要なのは、「(1)気持ちを伝える」です。 自らプレゼン資料を作成し、自ら発表するわけですから、作成した資料に対して「こだわり」や「思い」を 持っているはずです。自分は、あるいは自分の所属する部署は、時間をかけて検討した結果、 「このような方向で進めたいのだ!!なぜなら...」という「強い気持ち」や「強いこだわり」を表現するのです。これが第一です。 以上、プレゼンテーションには3つのスキルが必要であることを明確にしました。 おおまかな手順は以下の図のようになります。単純にストレートに流れるのは実際的ではありません。Step1〜4を進めていき、 その都度、Step1の「テーマの確認」を行います。また、Step6のブラッシュアップでもStep1の「テーマの確認」を行います。 とにかく、肩の力を抜いて、細かいことは抜きにして以下の手順どおりに作成すれば誰でもできます。 |