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メールマガジン(実践的プレゼンの『コツ』講座 No.028号)

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    実践的!!プレゼンテーションの『コツ』講座 No.028号     
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 −プレゼンテーションとパワーポイントのコツを学べるメールマガジン− 
                                   
                          購読者数2209名  
                                   
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今やビジネスマンにとって必要不可欠となった「プレゼンテーション」を成功
させるためには、多くの『コツ』があります。
 1.どのようにプレゼン資料を準備するのか?
 2.パワーポイント(PowerPoint)でどのように作成するのか?
 3.発表方法は?
筆者が10年の経験から学んだ、より実践的で、より最適なプレゼンテーション
方法を伝えるメールマガジンです。
なお、本メルマガの内容は、以下のサイトで書ききれない、より詳細なスキル
をお伝えするものです。全体像は以下のサイトをご覧下さい。
http://www.nakeru-p.com/

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■1.プレゼン資料準備の『コツ』 ・・・トヨタのプレゼン資料から学ぶ
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●最初に、トヨタ自動車を選んだのは、理由があります。それは、日本でNo.1
の企業だからです。時価総額を見てもダントツの1位です。
http://biz.yahoo.co.jp/ranking/marketcap/day/all.html
そんなNo.1企業の経営説明用のプレゼン資料なら、かなり完成度が高いのでは?
と思ったからです。

●しかも、プレゼンの説明者は、なんと「奥田会長」です。実際に、プレゼン
を見てみたかったですね。そんな日本でNo.1企業のプレゼン資料から学べる点、
改善すべき点を見てみます。

●資料は、株主に対する経営方針の説明資料という位置付けと想像します。
資料全体は、デザインも綺麗ですし、全てのスライドが表やグラフ、図を用い
られてビジュアル表現されていて「読んで理解する」資料ではなく、「見て理
解する」資料になっている点が素晴らしいです。

●また「We Can & We Will」というキャッチコピーを中心にまとめてある点は
学べますね。資料は、大きく3部構成になっていて、「1.」は、株主が最も
気になる財政状況を説明し、その後「2.」「3.」でキャッチコピーと一致
する説明になっています。
1.財務状況ハイライト
2.We Can
3.We Will(地域別戦略)

●このようにキャッチコピーが言葉だけで浮かないように資料全体を貫く、あ
るいは、散りばめるというのは学ぶべき点です。ただ、資料を読むだけだと
「We Can & We Will」と内容が一致しているの?という点が分かりにくいのが
気になります。

●もう一つ、学べる点として、スライド11で「成長のための3つの競争条件」
があります。ここでは競争条件を3つとしています。資料をよく見ると以下の
通り5つなのですけが、「3つ」と言い切ってしまっている点がよいですね。
ライブドアのプレゼンもそうでしたが、3つというのは座りがいいのです。
・開発力
・供給力
・販売力
・人材
・財務基盤

●一方、改善点としては、資料だけみると、「メッセージに乏しい点」です。
1枚のスライド毎に何を見せたいのか?という点が曖昧でプレゼンター、もし
くは聞き手に委ねている点が不親切といえます。

●例えば、スライド4の「連結決算の要約」ですが、資料の作り手のメッセージ
は、「すべての項目で前期を上回っている。」つまり、「順調な成長を実現し
ている。」と伝えたいのでは?と想像します。少なくとも私は、そのように理
解しました。しかし、本当は、違うのかもしれません。真実は、実際にプレゼ
ンを聞いた人にしか分からないですね。

●いずれにせよ、資料を作る際に注意すべき点としては、グラフや表、図形で
伝えたいことをビジュアルに表現するのはよいのですが、そこで何を伝えたい
のか?という点を明確にすること。そして、その伝えたいメッセージをしっか
りと資料に表現することです。

●具体的な方法としては、当期の数値を
・少し大きなフォントにする
・フォントを太字(ボールド)にする
・フォントを赤字にする
・当期の数値を四角で囲む
など、前期との違いを明確にするとともに、「だからどうなのだ!!」という
メッセージを”吹き出し”などで伝えるとより親切ですし、間違いがないです。

●要するにプレゼン資料というのは、「一見して分かる」というのが理想です。
一見しただけでは、わからなくて、聞き手が読んで解釈して分かる、というの
では、なかなか思いは伝わらないものです。そのため、改善点としては、各ス
ライド毎に何を伝えるのかを明確にし、メッセージを付け加えるべきだと思い
ます。

●再度、トヨタ自動車のプレゼン資料から学ぶべき点を整理します。
1.キャッチコピーが全体に貫くように構成すること
(浮かないように工夫すること)
2.構成として「3つ」を意識してまとめること
3.1つのスライド毎に何を伝えるのかを明確にすること
4.伝えたいメッセージが分かりやすいようにメリハリをつけること
(フォントの工夫、吹き出しの追加など)

●以上、トヨタ自動車のプレゼン資料から学ぶべき点を整理しました。
レビューの内容は、このような感じです。皆さんも、今より、完成度の高いプ
レゼン資料に仕上げませんか?
お待ちしておりますので、お気軽にプレゼン資料をお送りください。

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■2.相互広告募集中
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■3.編集後記
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<編集後記>

 メルマガ、ちょっと間が空いてしまって申し訳ありません。m(_ _)m
引き続き、実物のプレゼン資料からレビューを継続していくつもりです。

 それと、今、サイトでPowerPointのサンプル図形とテンプレートを公開して
いるのはご存知だと思いますが、この度、『PC MODE』というパソコン雑誌
のCD-ROMに掲載されることになりました。(^_^)/~

  ・PC-MODE 2005年 4月号(2005年3月24日発売)
http://book.mycom.co.jp/pcmode/

 もともと無料で公開しているものなので、即、OKしました。
ぜひ、ご購入ください。

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発行元
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□発行元:実践的!!プレゼンテーションの『コツ』講座
□担 当:杉田恭一(ナケルワタル)
□e-Mail:info@nakeru-p.com
□URL :http://www.nakeru-p.com

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